認知症のお話し 久しぶりの3
はい、どーも
ひろゆきです。
今日は皆さんがおそらく一番恐れているであろう軽度認知障害の話をします。
軽度認知障害の定義ですが、
そもそもアルツハイマー型認知症の前段階といってもいい状態です。
臨床的な定義としましては
・記憶障害の訴えが本人または家族から認められている。
・客観的に一つ以上の認知機能(記憶や見当識など)の障害が認められる。
・日寿生活は正常。
・認知症ではない。
というものになります。
アルツハイマー型認知症と軽度認知障害の違いは、認知障害はあるものの、「日常生活において周囲に影響を及ぼすほどの支障をきたしているかどうか」という違いになります。
軽度認知障害の高齢者の人口に対する割合というのは、2018年時点で862万人いるといわれており、これは65歳以上の高齢者の4人に一人が軽度認知障害を抱えているということなんです。
アルツハイマー型認知症へ移行する前に、軽度認知障害の段階で、進行を止めることは可能ですので、本人も含め、家族や周りの人が変化に気づき、生活を改善してゆく事が必要です。
軽度認知障害の主な症状は
・少し前に聞いたことを忘れ、何度も確認を繰り返す。
・世間を騒がせた最近の大きなニュースの内容の記憶があいまい
・数週間前の大きなイベントの記憶があいまい(誰の結婚式、どこd開催されたなど)
・少し前のことでも忘れてしまうことがよくある。
軽度認知障害は、認知機能の一部に障害がみられるものの、日常生活には支障が出ていない状態ですので、気が付きにくいですが、アルツハイマー型認知症へ移行してゆく可能性が高いですので少しの異常でも専門家に相談されることをお勧めします。
例えば、おしゃれだった方が、外出時に気を使わなくなったり、数日、あるいは数週間前の大きな出来事や事件のこと、それ自体は覚えているが、詳しい内容など、一歩踏み込んだ内容について思い出せなくなったりします。
また、遂行能力が衰え、少し凝った料理ができなくなったり物事を順序だてて行うことがむつかしくなったり、同時に二つのことができなくなったりします。
仕事もミスも多くなったりして、周りの人が気づいたりしますので、そういう場合は軽度認知障害を疑ったほうが良いでしょう。
私は自分のおふくろが記憶違いをしていた時の、あの不安そうな表情が忘れられません。
軽度認知障害のうちでしたらかいぜんする可能性が極めて高いですので、周囲にいる方で日常的に接している方は、ぜひ気を付けてあげてください。
今日はこんなところで